後継者育成事業 多治見市立南ヶ丘中学校
- hiroaki matsubara
- 9月20日
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去る令和7年7月7日(月)七夕の日に、日本で最高気温を記録した地として知られる多治見市立南ヶ丘中学校において、東濃地区で初めてとなる「総合的な学習の時間」キャリア教育の推進の一環として、2学年生74名の生徒を対象に職業体験授業を行いました。
本事業は、後継者育成の観点から理容業の魅力を伝え、理解を深めるとともに、次代を担う人材育成につなげることを目的として行いました、未来ある世代に語りかけることができ、充実した講習会となりました。
教育部より伊藤和彦教育部長をはじめ三輪昭一講師会会長、長谷川和行講師、久後靖幸講師、松原博晃講師、篠原直樹講師、黒田貢一郎講師、三塚敏之講師、さらに今年度岐阜県代表松平佑威選手が参加しました。
まず講義では「理容業界の理解と魅力」「理容と美容の違い」「専門学校や国家資格について」パワーポイントを用いて説明しました。生徒たちは積極的に質問し、自分の考えを持って参加する姿が印象的でした。
続くデモンストレーションではプロによるカット&ブロー、全国大会出場選手の作品づくり、カラーやアート的なカット技術、さらにはシェービングなど、理容ならではの高度な技術を披露。普段の先生がカットで変身していく様子や、マネキンが鮮やかに仕上がっていく工程に、生徒たちは熱心に見入っていました。
その後、理容師資格の特徴でもあるシェービング(顔剃り)を体験。普段、剃刀を使用しての「お顔剃り」を見る機会など無い世代、その施術技法など興味深くまた食い入るように見つめていました。
体験実習では生徒が実際に鋏や櫛を手に取り、マネキンのカットに挑戦しました。初めは戸惑いながらも、徐々に器具に慣れ、髪型が変化していく喜びを実感していました。最後にスタイリング剤で仕上げた際には、生き生きとした表情が見られ、作り出す喜びを感じて頂いたと思っています。
生徒さんからは「仕事のやりがいは?」「理容師と美容師の違いは?」「年収はどれくらい?」など率直な質問が相次ぎ、関心の高さがうかがえました。今回をきっかけに、理容業界を将来の選択肢の一つとして考える生徒が増えることを期待しています。
今回の体験を通じて理容業の魅力や遣り甲斐を伝えることが出来ました。今後も後継者育成事業として取り組みを継続し、理容業界の活性化、そして地域社会への貢献につなげてまいります。感受性の高い年代に向け理容業を理解して頂き、後継者対策、また関心・興味を持つ事で、理容店に向け来店のきっかけ作り、理容店離れを阻止、この両面を積極的に取り組むことが大切であると改めて感じるものです。
なお、この模様は東濃地区オリベネットワークで配信され、各地元新聞にも紹介されました。


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